ざっくり「動く=筋活動」ということにしておきます。
筋活動(筋肉活動)は動くためだけでなく、身体を守る、代謝をあげる、循環(血液、リンパなど)を促す役割があります。
生きるためには筋肉が動ける状態を維持する必要があるわけです。
骨格筋、心筋、平滑筋などの話はまた別の機会に。
今回は随意筋である骨格筋です。
細胞の興奮
脳から脊髄を通って神経から興奮が伝達されると、筋細胞が興奮し、筋収縮が起こります。
ざっくり言うと脊髄反射は脳を介しませんが、筋活動的には指示されて筋収縮が起こるので随意と言えば随意。
活動電位
この筋細胞の興奮度により電気的な変化、活動電位が生じます。
筋電図はこれを皮膚上でキャッチしてプロットしたものです。
つまり、皮膚に触れているセラピストも筋活動をキャッチ出来る!
という人は特異体質でしょうね。
でもLASTMANとか呼吸で大怪我を治してしまうくらい全集中できる柱はおそらく感じているでしょう。
相手が動く前に反応する。ヒーローはそれくらい特別なものでなければなりません。
閑話休題、筋細胞から皮膚上までは、筋膜、皮下脂肪、皮膚組織が存在するので、人によって、部位によって、伝わる電位に差があり、たいてい他の筋電位と混ざるので、たとえ分かったとしても、それがこの後何が起こるかまでは並大抵の統計力では難しいでしょう。
むしろリラクセーションは筋電位を発生させないように筋肉にアプローチしているような気がする。。。
だけじゃないけどね。
筋収縮
神経から筋細胞に収縮しろという命令はありますが、弛緩しろという命令はありません。
収縮の反動の緩みを伸長と思ったり、拮抗筋の動きで戻されたりしています。
つまり、マッサージで蕩けさせるには筋収縮させないというのも一つの手です。
はい、いくつかある方法のうちの一つです。
でも、押したり踏ん張ったり、筋肉が縮む以外の力を発揮している感覚ありますよね?
最初は伸びたり固まったり、コントロールされているのかと思ってました。
でも、筋活動は筋収縮のみ。
手を伸ばして何かを掴み取ろうとしている時も筋細胞は筋収縮のみで、筋肉の長さが伸びたり踏ん張ったり縮んだりしているのでした。
それを理解しないと次で混乱します。
コンセントリック
短縮性筋活動(求心性収縮)
デコルテを背後からじわっと持ち上げる時の脇を締めて小指球で救い取るような動き。
ん?それって。。。
アイソメトリック
等尺性筋活動(等尺性収縮)
骨盤の可動域を広げるために、腸骨をしっかりホールドして締まり感を与える動き。
だーかーらー
話をややこしくすると、動きはないけど、腱が伸びて筋が縮んでいるらしい。。。
エキセントリック
伸長性筋活動(遠心性収縮)
温もりを最大限に伝えるために母指球で長く広く伸していく動き。
例えがセラピストの筋活動になっちゃってる(苦笑)
手漕ぎボートに例えると
オールを手繰り寄せる上腕二頭筋がコンセントリックでオールを握る手の筋肉がアイソメトリックで体を起こすハムストリングスがエキセントリックです、知らんけど。
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